「ベッド」と「ベット」、正しいのはどちらか?


概要

ベッド専門通販サイト「イーベッド」をご利用いただきありがとうございます。

普段から私は「ベッド」と呼んでいますが、人によっては「ベット」と呼んでいます。

そこで疑問に思ったのです。
「ベッ」と「べッ」、一体どちらが正しい呼び方なのだろうと。
ということで、調べてみました。

語源

調べてみると「ベット」という呼び方はドイツ語だということが分かりました。
そして、「ベッド」は英語の呼び方です。
ドイツ語で書くと「Bett」と書き、英語では「Bed」と書きます。

日本に外来語として入ってきた当時は「ベット」と呼ばれていたようです。

医療機関では今でもドイツ医学由来の医学名を使っており、ベッドが医療現場を中心に納入されていため、その影響があるのではないかと言われています。

第二次世界大戦後は、大衆の生活に欧米化の流れが出て来ます。
英語教育の浸透した戦後世代からは「ベッド」と呼ぶ人も増えたようです。

別の意味

日本語

別の方法、別の方面という意味の「別途」もあります。
通販サイトや商品に記載されていたりと日常的に使用する言葉です。

例としては「送料が別途かかります。」や「○○が別途必要です。」といった具合です。

ギャンブル用語

「ベット」はポーカーやゲームなどのギャンブル系で使われる用語です。
綴りでは「bet」と書きます。

ギャンブルにおいて「bet」とは、メダル枚数を賭けて、勝負やルーレットに賭けることを指します。

物理学

触媒などの表面積を測定する方法として知られている「吸着等温式」「ベット(BET)」と呼びます。

解説すると、液体や気体中に溶け込んでいる物質が、別の液体や固体の表面にくっ付く現象のことを「吸着」と呼びます。
シリカゲルが水を吸ったり、冷蔵庫の脱臭剤が臭いの成分を取るといったことも「吸着」です。

吸着量は温度と圧力によって変わるので、それを計算する式のことを「ベット」、または「BET法」と呼ばれています。

類似例

バッグとバック

こちらも「ベッとベッ」のように、「バッ」と「バッ」の2通りの発音があります。

カバンの意味を持つ英語の「Bag(バッグ)」、背面・後ろといった意味を持つ「back(バック)」

そして、人工染色体の一種 (Bacterial Artificial Chromosome)、血液中のアルコール濃度(Blood Alcohol Content)、細気管支肺胞上皮癌(Bronchioloalveolar Carcinoma)。
これらの略称の発音もバック(BAC)になります。

バッグであればカバンの意味で通じやすいですが、バックだと背面・後ろの意味にも捉えられます。

バッジとバッチ

「バッ」と「バッ」。
キャラクターグッズやイベントの記念品として誰もがひとつ位「金属製」のものを持っているのではないでしょうか?
缶バッジといった、職位階級を表す、身につけるものとして正しいのは「バッジ」です。

「バッチ」は発音として、そう聞こえるのです。

襟章は「ピン(pin)」とも呼ばれ、日本語ではこれを「ピンバッジ」と呼んでいます。

まとめ

結論からいうと、「ベッド」と「ベット」どちらも正しい呼び方です。

しかし、より正しく人に伝えるのであれば「ベッド」と呼ぶのが好ましいと言えます。
場合によっては、「ベット」では他の意味にも取れるので、相手に会話の流れから余計な推察をさせる必要がなくなります。

相手がドイツ人の方であれば、「ベット」でも問題ありませんが、やはり一般的に普及しているという点では「ベッド」と呼ぶ方が多いです。

とはいえ、どちらも正しい呼び方なので、あまり気にしなくても良いのかも知れませんね。

日本語には同じ発音・読みでも意味が違う言葉が多くあり、世界でも難易度の高い言語として知られています。
日本人の私達でも把握しきれていないのですからその難易度の高さが分かります。

今回のように言葉の中でも以外な発見があります。
ふと気になった言葉を調べてみると意外なことが分かるかも知れません。

今後もベッド専門通販サイト「イーベッド」をよろしくお願いします。

参考URL
ベッド - Wikipedia

べっと【別途】の意味 - 国語辞書 - goo辞書

雑科学ノート - 吸着の話

BAC - Wikipedia

バッジ - Wikipedia